蔡温(1682~1761)は、三司官(今でいう大臣で3人制)を25年も勤め、薩摩侵攻により疲弊した琉球において農業技術の改良や、植林を奨励して改革を押し進め、農林漁業に多くの業績を残した人物である。
現在、辺戸地区で蔡温松と呼ばれている松群落は、その頃に植栽されたと思われ、樹齢300年という説や、現存するものは2世から3世で樹齢150年という説もある。
当群落は、樹高19mのものを筆頭に15本、辺戸集落の東から北側に位置する道路沿いに生育し、地域のシンボルとして村民から愛さ れ、健全に保護されている。
周囲には散策路や展望台も整備されている。
| 認定番号 | 053 |
|---|---|
| 認定年度 | 平成17年度 |
| 樹種 | リュウキュウマツ |
| 樹高 | 19m |
| 幹周 | 4m |
| 推定樹齢 | 150~300年 |
| 所在地 | 国頭村字辺戸 |
| 緯度・経度 | 26.8557230_128.262226 |
| 所有者 | 国頭村 |
| その他 |