当該樹木は、国頭村の辺土名小学校の東校舎中央中庭に生育する。両手を広げるように枝を伸ばし、青々と繁っている。4月初旬の入学式の頃から、香ばしい香りの薄紫の花が満開に咲き誇る。
明治38年(1905年)日露戦争後の頃凱旋記念木として植えられた。当時は5本植えられたが、校舎建築等で撤去され現存しているのは1本のみとなる。また、地面約50センチ上の幹には、第二次世界大戦時の米軍機グラマンの機銃攻撃を受けた弾痕があり、明治・大正・昭和の激動期の生き証人でもある。センダンの幹は太く、枝は左右に大きく広がり、学校のシンボルとして、児童生徒・地域の方々に親しまれ、大切にされている樹木である。
| 認定番号 | 112 |
|---|---|
| 認定年度 | 平成24年度 |
| 樹種 | センダン |
| 樹高 | 9.0m |
| 幹周 | 3.25m |
| 推定樹齢 | 110年 |
| 所在地 | 国頭村字辺土名181 |
| 緯度・経度 | 26.7472626_128.17714339999998 |
| 所有者 | 国頭村 |
| その他 | 枝は傘状に拡がり、幹は太く枝の張りもよい。 |