当サキシマスオウノキは、西表島東部を流れる仲間川の上流部の川岸に生育する。西表島は、イリオモテヤマネコやカンムリワシに代表される稀少動物の生息地で、自然豊かな動植物の宝庫であることから、年間約30万人の観光客が来島する。
当名木はマングローブ見学とあわせた川上り観光として、島に訪れた人がほぼ立ち寄るスポットである。当樹木は樹高18m、板根の高さは最高3.1mあり、県内に生育する同種の中では最大級であり、日本一である。 サキシマスオウノキの板根は、重硬なため、かつては船の舵として利用されていたが、現在では観光の対象となり、地域・経済振興の役割も果たしている樹木である。
| 認定番号 | 038 |
|---|---|
| 認定年度 | 平成15年度 |
| 樹種 | サキシマスオウノキ |
| 樹高 | 18m |
| 幹周 | 11.1m 板根の高さ:3.1m |
| 推定樹齢 | 350年 |
| 所在地 | 竹富町字南風見 国有林173林班い小班 |
| 緯度・経度 | 24.2994107_123.844907 |
| 所有者 | 沖縄森林管理署 |
| その他 |