樹齢320年と言われる当該樹木は、伊江島タッチューの南麓の集落内にある民家の一角に生育している。
戦後、伊江島が復興する際にほとんどの樹木が材木にするため倒木されたが、この樹は、戦時中に無数の爆弾の破片が食い込んだと考えられ、材木として使用されなかった。
その後、この樹木に沿うように所有者が住居をたて、屋敷林として保全されているとともに、地域の住民が大切に守ってきたことで、今も真っ直ぐ幹を伸ばし、力強く立っている。
住居の塀を隔てて道路側から当該樹木を見ることができ、日常生活において、緑陰を提供しており、地域の人々の心の中に息づく樹木となっている。
認定番号 | 125 |
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認定年度 | 平成25年度 |
樹種 | フクギ |
樹高 | 11m |
幹周 | 2.7m |
推定樹齢 | 320年(平田式) |
所在地 | 伊江村字東江上338 |
緯度・経度 | 26.717704_127.810956 |
所有者 | 島袋 満英 |
その他 |