首里金城の大アカギ
大嶽(東側) 小嶽(西側)
首里城跡の南、内金城嶽(ウチカナグスクタキ)境内に、樹齢200年以上と思われるアカギの大木が自生しています。幹の高さは約20mで幹にはホウビカンジュ、ハブカズラ、シマオオタニワタリ、クワズイモ、ハマイヌビワ等が着生しています。アカギは、琉球列島・熱帯アジア・ポリネシア・オーストラリアなどに分布するトウダイグサ科の樹木です。沖縄県内では普通に見られる樹木ですが、このような大木群が住宅地に見られるのは内金城嶽境内だけです。第2次世界大戦前までは、首里城周辺にもこのようなアカギの大木が多く生育していましたが、そのほとんどが戦争で焼かれてしまい、現在では数本見られるだけです。「首里金城の大アカギ」として国の天然記念物に指定されています。地元自治会が、初願、ムーチー祭り、大掃除等を行っています。県内外から訪れる観光客にはパワースポットとして人気があり県内でも認知度が高い観光地です。
大アカギは天然記念物に指定した時点では合計6本あったが、4年前に1本が台風で倒木しました。
内金城嶽には大嶽・小嶽があり、小嶽は鬼餅節(ムーチー)の由来を伝える場所でもあります。
文章引用:那覇市の文化財
登録番号 | 085 |
---|---|
登録年度 | 平成29年度 |
所在地 | 那覇市首里金城町地内 |
緯度・経度 | 26.215887_127.716012 |
備考 | ・国指定天然記念物「首里金城の大アカギ」 指定等年月日S47.5.15 ・那覇市有形民族文化財「内金城嶽」指定等年月日S53.11.14 ・「首里金城の大アカギ」は平成19年度おきなわの名木百選に認定(認定番号91) |