粟国島では1945年4月1日の空襲で学校が焼け、校庭のガジュマルだけが残った。この木には「焼けずに残った戦前のガジュマル」と記された札が提げられている。また、不発弾の殻が枝にかけられ、授業の開始・終了を告げる鐘として使われている。
当樹木は現在の学校所在地に粟国尋常小学校が整備されて十数年後に植えられた。校庭にしっかりと根を張ったガジマンは、学校の様々な出来事を見守り、小中学校あわせて千名余の児童生徒を社会に送り出している。卒業生達は帰郷した際、学校を訪れて唯一残っているこのガジュマルを通して昔を偲ぶなど、貴重な樹木となっている。
| 認定番号 | 077 | 
|---|---|
| 認定年度 | 平成18年度 | 
| 樹種 | ガジュマル | 
| 樹高 | 10m | 
| 幹周 | 6.5m | 
| 推定樹齢 | 100年 | 
| 所在地 | 粟国村字東447 | 
| 緯度・経度 | 26.5823022_127.229404 | 
| 所有者 | 粟国小中学校 | 
| その他 |