当該樹木は、名護湾を望む国道58号線沿いにある瀬喜田小学校の校庭に生育する。両手を広げるように枝を伸ばし堂々としている。2月頃新芽が出て、3~5月にかけ紫の5弁花をつけ、楕円形の核果を結ぶ。5枚の弁を持つ紫の花は甘い香りを漂わす。果実は11~12月頃、黄色に熟するが果実は木に長くぶら下がり残る。
明治41年(1908年)に瀬喜田尋常小学校の4~5年生男子9名が、記念木として植えた。しかし、同年の台風で隣家の竹垣が倒れ根元から折れてしまったが、幸い新しい芽が出て今日の巨木と成長した。
センダンの幹は太く、全体的に南へ傾いているが、約3mの高さから枝は南に曲折し2つに分枝して、低く伸び美しい樹冠を保っている。瀬喜田小学校のセンダンは児童生徒、卒業生の心のよりどころとなる他、区民に親しまれ大切にされてきた貴重な樹木である。
認定番号 | 116 |
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認定年度 | 平成24年度 |
樹種 | センダン |
樹高 | 10.1m |
幹周 | 3.60m |
推定樹齢 | 105年 |
所在地 | 名護市字幸喜4-1 |
緯度・経度 | 26.5399718_127.9509250999999 |
所有者 | 名護市 |
その他 | 枝は傘状に拡がり、大地にどっしりと立ち、枝の張りも良い。 瀬喜田小学校にて管理されており、児童による清掃活動がある。 |